Translate

2016年10月9日日曜日

さよなら ホンダ !

敗戦でスタートした最終予選も、二連勝で持ち直したかにみえる。

ほとんどミラクルに近い蛍の強烈ミドルが刺さり、かろうじて救われたJAPAN。

だがしかし、今回は本大会はないだろうと思う。 前半45分に落胆して、ハーフタイムに入浴した。
湯船につかり、 (よくてもドロー。最悪はひっくり返されるな) と感じながら後半にのぞんだ。
日本より、はるかに連動に優れた若きイラクの押し込みに案の定追いつかれ、その後はバタバタだった。 いっそのこと、このまま逆転負けなら、メンバーや監督の交代を含め、奇跡の再生があるかと思ったが、幸か不幸かご承知の通りの結果だ。 これでほぼこのメンバーで最後まで心中することになろう。

だから本大会はない (と断言する)

アウェーのオーストラリア戦に敗れても、協会は決断できまい。 そして決断するころにはもう遅い。

本田、香川、長友...。 日出ずる日本の象徴のような、ビッグクラブのプレイヤーが生まれ躍動した。 若い、と思ってた彼らもいつしかアラサーとなり、動きにキレがなくなってきた。

 ロートルのラモスに率いられたドーハ。 キング・カズを思いきって切ったフランス。 俊輔を見限った日韓。 ドラゴン久保に引導をわたしたドイツ。 闘莉王を外した前回。

その決断が吉とでるかはわからぬが、黙って祈って、見てるだけでは勝負師の資格はない。

旧ユーゴの流れをくんで、独特の言い回しも含めて オシム の香りがしたハリルさんも、どうやらメッキがはがれてきた。
小倉をきったG8の決断ができるか。


ずいぶん昔、ちょうど私が30歳のとき、ガンバ大阪Jrの5年生の本田圭佑と試合した。 ケイシCやタケシCと同世代のキレキレの彼にチンチンにやられた。
だから若い若いと思ってたが、もうあのときの私とおなじ歳なんだね。 今じゃあまりにプレイが遅すぎるし、リズムがつくれない。あれではミランで出られないのも納得だ。そろそろ取って代わる若手が出てこないとヤバい。

火曜日のオーストラリア戦が分岐点になる。 HONDAを外して勝ち切れば、ロシアはある。 が、外せずに負けたら終わりだ。
今はなきHコーチと前から言ってたように、本田ボランチシステム にでも舵をきらない限り。 ボランチならまだ彼を生かすことができると思うんだ。 彼が受け入れないだろうが。

どんな名手でもスーパースターでも、落日のときはやってくる。 ヒデなきあとの日本を支え続けたのは、ピッチの上でも、メンタルな部分でも間違いなく本田だった。

しかしとうとう来たのだ。 決断のときがきたのだ。


以前を取り戻し、再び輝けるか!?  私の眼が節穴なことを心底願う。