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2013年12月23日月曜日

ロマンとリアル



穏やかな小春日和だった。

世界遺産の絶景をバックに、A級でない子どもたちが駆けた。
ほんの4か月前、この同じ静岡の地で、予選リーグ3試合で16点を叩き込まれた守備陣が奮闘し相手の攻撃をはねかえす。
決勝のロスタイムに破られるまで、180分以上の時間を耐えしのぎ、ボールを掻きだした。
そこには美しさのかけらもなかった。ずっと取り組んできた つなぎ 散らし 展開 ワンタッチ などまったくやらせてもらえなかった。ただ しつこくつきまとい、身体を張り、脚を投げ出す。ときに、激しいプレスの度を超して、危険なタックルと判定され、相手ベンチを憤慨させた。
クラブ初の 県トレ の、スーパーエー ス?は不在だった。守備の要であるはずの ゴールキーパー は相変わらず 代わりばんこ だ。ほとんど翼を失ったような鷲たちは、それゆえ地を這い、泥臭く走り続けた。
走り続けた先にあったのは小さな栄冠だった。ハンバーガー屋のロゴが入った、小さな小さな楯だった。
その昔、S級とA級をそろえて挑んでもはねかえされた王国に、かつての面影はなかったとはいえ、この楯の持つ意味は小さくない。
ボールをこねくり、キレイにパスをまわすことだけがサッカーだと思ってる日の沈む王国を、緑の田舎チームがねじ伏せた。

私は美しいサッカーが好きだ。グアルディオラが好きだ。彼のつくりあげるバルサやバイエルンのようになりたいと思う。けれどもいつもカペッロのような、相手の良さをつぶし、破壊するサッカーになってしまう(笑)本当はロマンチストなのに、究極のリアリストにみられるのは堪らない(笑)
上質なほうが勝つとは限らない。勝ったほうが強い、とも思わない。けれど、成果があげられないのに、上質ならばよし、というのは否定する。
美しく勝利する(by クライフ)が目標だけれど、今はできない。ならば、美しく負けるよりは泥臭く勝利するほうを選びたい。
なぜって、大会最高チームだった岡小の涙と僕らの笑顔がそれを証明してるじゃない。

子どもたちの 2013年が幕を閉じ、消せない記憶が残った。

W杯展望 1

2013年が暮れようとしている。がんばった選手にも、がんばれなかった選手にも同じように時は流れ、新しい年がやってくる。
2014年 ブラジルW杯イヤー。子どもたちにとって、私にとって、そして日本にとってどのような年になるのだろう。
 
さて、とりあえず恒例の予想(笑)
死の組は避けられた、いや楽な組などない いろんな声が聞こえてくるが、はっきりよかっただろうと思う。
なにがって、出場国が 16→24→32 と増えて、試合数が増え、アジアやアフリカなど、『列強』以外の国が20以上も出てくるようになり、優勝を狙う国にとっては、予選リーグ と、決勝T は別物で、いかに力を温存しつつ準決以降にすすむか が命題となったんだ。そんな中で初出場国やアジアアフリカの中から力のある国が入るグループを『死の組』と呼ぶようになった。過去をすべてひもといいたわけではないが、知る限りの30年で『死の組』からの優勝国はおそらくでてないはずだ。そんな意味で、日本がベスト8やその上を望むなら まずはベターなグループだろう ってことさ。
 
さあ初戦のコートジボアール、この大会の躍進はほとんどこれがすべてといっていい。 勝利30% 分け30% 負け40% かなり希望的観測が入ってる。正直厳しいと思う。前回のカメルーン戦のことがあるから楽観的な見方をする輩もいるが、あのときと今ではDFの堅さが違う。ピークを過ぎたドログバだって侮れないし、ヤヤトゥレには確実にやられると思ってる。1〜2の失点は覚悟して、それより多く点が取れるかどうかだね。連動に磨きをかけて、本番でも発揮できれば予選の相手なら2点以上とれるだろう。'06のように少し前に山がきて調子を落とせば散々な結果だ。どんな結果でも受け入れる覚悟ができてるが、今までのどの大会よりも期待感は大きい。 自分らの身の丈もわからず、経験もなかった98年。教師に引率された『学生』の域を越えなかった日韓。優秀なタレントが集ったが、『戦う集団』になりきれなかったドイツ大会。リアリズムに徹し、守備を固めた前回。
そして、ビッグクラブで堂々とプレイする才能たちが集った今回。歴史的な連戦をどこで目撃しようか真剣に悩んでる今日このごろです。
 
*ギリシャ戦以降のコメントはいずれ
 
 
 
 
 

8人制サッカー問題

毎月 JFA(日本サッカー協会)から機関誌が送付されてくる。
代表をはじめ、なでしこ、Jリーグや1種(大学・社会人)、ユース(2種)、中学(3種)、小学生(4種)の各ニュースがつづられている。
その中でかかわっている4種の欄をみると最近は 8人制 の称賛記事ばかりだ。
FIFAもジュニア年代では少人数を奨励しているし、強豪国では、6,7,8,9人制が主流となりつつあるらしい。
たしかに、8人制のほうがひとり一人がボールにタッチする回数が増えるし、ゴール前の攻防も増え、スキル、判断、駆け引き等の質も上がるだろう。ただしそれはあくまでも 常時出ていられる選手 に限るんだ。
たとえば、12人の選手をかかえていると仮定する。8人制の試合では スタート(先発)8人/ベンチ4人 となる。後半開始からベンチの4人が出ると、フル出場は4人、ハーフ出場は8人 ということになる。これが11人制なら、10人が先発フル出場で2人がハーフ出場 なんだよな。となると、いったいどちらが『経験値』があがる というのか。ちびっこの少人数制なら歓迎するが、5・6年生にもなれば 11人制サッカーを十分に理解できるとおもうけど。
えーと、そう!で、なにに腹立てているかというと、4種に限って 8人制と11人制 が混合しておこなわれているってことに対してなんだ。納得はいかないが、4種のうちはずっと 8人制 で通す、ていうなら割り切って考えるし、そのチームづくりをしていく。だが5・6年生の、しかも途中から11人制が混ざる、という協会の方針はわけがわからない。8人も11人もおんなじサッカーじゃん、って考えている愚か者がトップにいるのが情けない。私から言わせれば、求められる選手の役割、DFの考え方、練習メニュー まで大げさにいえば別のスポーツになるというのに。
また、チームが抱える人数にも影響がある。8人制だけなら、極端にいえば 10人集まればチームができる。20人に増えれば2チームにすればよい(スタッフの問題は発生するが) しかし11人を想定して 14,5人で活動すると、8人ゲームじゃほとんどが ハーフ出場 で消化不良なんだよな。
えらい人たちにはそこまで考えて方針きめてほしいね。深い問題提起にみえるが、実はたんなる私の愚痴なんだけど(笑)
 

第24回 門真市少年サッカー大会

門真でのチャレンジは決勝トーナメント一回戦敗退(1-2対久御山)に終わりました。しかし、一位トーナメントでも、対等あるいは、それ以上の戦いができるチーム力をつけましたね。みんな立派です。6年生はイーグルスでの活動も残り少なくなりましたが、目標を持って一層トレーニングに励んでください。

2013年12月8日日曜日

がんばりました

志野杯三位。
がんばりは三位に値するね。でも、もっと上を目指すためには足りないものがたくさんありますよ。

2013年12月7日土曜日

多治見市少年サッカー大会

2013 第17回多治見市招待少年サッカー大会(12/7.8)に参加しています。
一日目三連勝!みんな元気で楽しそう。
「明日もがんばってちょー」

2013年12月1日日曜日

小牧招待 2013.12.1

風もなく、暖かくていい日でした。関係者の皆様、ありがとうございました。
全員集合(^。^)

ユーカリ杯

今日は、東亜合成の天白グランドでユーカリ杯がおこなわれました。イーグル優勝*\(^o^)/* みんな楽しそうだったね。

2013年10月22日火曜日

U−17日本代表

U17代表がおもしろい。
U17ワールドカップがUAEで行われている。 初戦の相手が欧州王者のロシアということで、興味深く見た。
Jのユースや強豪校の1,2年生(たぶん)だが、単独チームかと思うほどの連携だ。何日合宿を組んだか知らないが、あそこまでワンタッチで動くボールを見るのはバルサ以来だ。フル代表も、去年の初夏にはそんな姿も見たが、今はすっかりサビついてしまったし。柿谷を吸収して、新生ブルーができる 産みの苦しみ ならばいいけど。
話がそれた。ロシア戦があまりに凄かったので、林Cはじめ、ほうぼうでアピールした。今朝のベネズエラ戦を見てまた驚いた。相手がベネズエラってことで少しなめてたけど、南米予選じゃブラジルやウルグアイを押しのけて通過したらしい。しかしそこに、まったくサッカーさせてない。ところどころ(そこ甘いな やら シュート打てよ)なんてシーンもあったが、完全に相手をコントロールしての横綱相撲だった(フットボールだけどね・笑) そしてなにに驚かされたかというと ロシア戦から先発が8人も入れ替わっていた、ってことなんだ。つまり誰が出ても同じパフォーマンスのグループ連動ができるってことなのか!?
ありえないぜ!?いったいどんな練習をさせているんだ?どんなコンセプトで臨ませているんだ!吉武さん、教えてくれ!
ひと昔前の、森本や柿谷のような、個 ですごい怪物や天才はいないが、あそこまで崩し切れば 怪物なんていらないよ って言ってるようだ。
 
ウチのチームもかくありたいね。まさに今の5年生には絶好のお手本になる。
速く賢くボールを回し、生まれて消えるスペースを見つけて瞬時に入り込む。1対1 で勝てないなら、1対0 をつくればいいんだ。
ベネズエラ戦の先発メンバーは7人くらいが 160cm台だって!?小さくてかよわいBチームの面々のようだ(笑)
彼らならきっと決勝まで行くだろう。まだあと数試合は放映されるはずだ。ライブは禁止だけど、録画して必ず見ろよ。
そして一年後、おれたちも同じことができるようになって、名古屋を驚かそう。

2013年9月13日金曜日

東京五輪招致

いろんな意見があるだろうが、私は心底よかったと思っている。'02日韓W杯や愛知万博など、開催にネガティブな意見もあったが、終わってみれば大成功だった。
フクシマの汚染水問題等もあろうが、アベさんが「大丈夫!」と大見得切った以上、7年後には大丈夫になるんだろう。
景気がよくなるとか、株価が上がるとか、そんなことよりも あのスポーツの祭典がライブで体感できる ってことが素直にうれしい。それは私にではなく、今の子どもたちにとってだ。
スペイン大会からW杯を見続けてきたが、一番印象に残ってるのはやはり自国開催の '02日韓だ。世界中の優秀なフットボーラーが極東アジアに集い、ケタ違いの情報が流れた。横浜、大阪、袋井、ソウル、釜山、蔚山、大田(テジョン)に済州島。ほとんど一か月の間、ろくに仕事もせずに(笑)サッカー三昧で夢のような時間を過ごした。間違いなく人生で特別な一か月だった。そして一流選手たちの 立ち居振る舞い から学んだことも本当に多かった。今のイーグルスの子どもたちが 中学〜大学生 になるころにやってくる五輪。青春の、もっとも多感な時期に触れるスーパーアスリートのパフォーマンス。若者たちは何を感じ、なにを学ぶのだろう。夏休みだし、勉 強の手はしばし休めて大画面に食い入ろう。われわれも、身体が動くうち、頭がボケる前に現地体験したいものですな。
 
 
 

2013年7月21日日曜日

奈良フェスティバル

一日目2勝1敗 6チーム中2位
二日目2位トーナメント
1勝1敗で、ベスト4
二日間を通して48チーム中13位でした。
2位トーナメントでは、一勝したもののまだ力不足。攻撃にも、守備にも課題は山積みです。ここで得たものを清水カップにつなげます。
二日間がんばったごほうびに、東大寺を見学しました。

2013年7月12日金曜日

暑さとの戦い?

それにしても暑い。おそろしく暑い。
 
ずいぶん昔、吉田(誠)さんの日経コラムでこんなのがあった。
 
「全日本少年サッカー大会においては炎天下で一日2試合をやらせることもある。欧州ではこれを子どもへの人権侵害という」
 
たしかこんなかんじだった。
 
先日、県内で数百人が熱中症で搬送された日に、一日4試合やって優勝した(笑)
ヨーロッパの指導者が見たら、「クレイジー!」と叫ぶにちがいない。
大住さんも中日夕刊のコラムで触れてみえたし、そろそろ声をあげないとマズい。
あんな快適な欧州でさえ、真夏にやらせる時間は厳しく制限されている。
私が小学生だった35年前とはあきらかに 気候・環境が違う。死者が出てからでは遅いんだ。
協会がきっちり指導して、『7・8月は屋外でのトレーニングは午前中の2時間のみ』くらいの通達出したっていい。
その時間では会場の確保がむつかしくなることや、選手から会費を徴収する営利のクラブなどは賛成しな いだろうけど。
 
実は、吉田さんのコラムをはじめて読んだときはこう思ったんだ (欧州は過保護すぎるんじゃないか)
(日本の子どもたちはたくましいぜ)なんてね。けれど、日本人の若者がヨーロッパで活躍し、世界中の選手たちと競うようになって気づいた。
スタミナ・運動量 の点においても特別に日本人がアドバンテージあるわけじゃないんだ。長友はたしかにすごいけど、そんなヨーロッパ人はいくらでもいる。
つまりこれは、子どものころに炎天下で走りまわらされ、鍛え抜かれた ってのとあまり関係ないってことじゃない。
コンフェデでもブラジルやメキシコのほうがよく走るし、灼熱地獄でしごかれたあの日々はどうなったんだ?
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だからまあ、気温が 35°を超えたら自粛しようよ。走らずに日陰でやるメニューでも考えるからさ。
 

世界百名スタジアム 4

5月頃下書き
 
二年ぶりに5年生を担当し、試合は少なく、休みは多く、ついでに雨に助けられたりして、身体はずいぶん楽になった。
そんなわけで、久々に Jリーグの試合を観にいった。悪くはなかったが、エキサイティングってほどでもないので、代わりにビールをたくさん飲んだ。売り子のお姉さんがカワイイので、調子にのっておかわりをした。(売り子が)お兄さんのときはシカトして、合計4杯の、ロング缶の入る紙コップを重ねた。帰りに特大のごみ袋に投げ込み、山のようなそれを見て(エコをうたうわりには、ずいぶんもったいないなあ)と思いながら、5年前のあるシーンを思い出した。
 
2008年6月、EURO'08 スイス・オーストリア共催 観戦旅行 に行ったときのことだ。チューリッヒの レツィグルンド・シュタディオン。
スイスのメインシティ(首都ではない)チューリッヒ中央駅から、街中を1時間くらい歩くと到着。ふつうスタジアムといえば、地面の上に建てる建造物 だと思ってたんだけど、ここは違った。入場ゲートを通過すると、それがそのまま観客席の最上階につながっている。そしてそこから見下ろすかたちで緑のじゅうたんが広がっていた。ここは地面を掘られて造られたスタジアムだったんだ。まあべつにとりたてて感心するほどのことじゃないから、すぐに売店でビアを買う列に並んだ。何(スイス)フランか忘れたが、表示の 5(6?)f より、1フラン余分に払わされた。列に並んでいるとき、恥かかないよう前の人のを注視してるから、あわてず騒がず、スマートに 札を出し、お釣りを 受け取った。張り紙に書かれてるフランス語?は理解できないが、前後の人たちのやりとりで、プラスチックのコップを返却すると同時に、余分に払った1f を受け取るんだ ってことがわかった。面倒くさいシステムだが、実はこれって エコ なんだよね。膨大な数の紙コップのごみは出ないし。それが再生されるのかは知らないが、このシステムのほうが準備する容器の絶対数も全然違う。
 
スーパーにエコバッグを持参し(欧州ではとっくにあたりまえなんだが)気がつけば、プリウスやアクアばかり走ってて、エコでなければ犯罪か!?くらいのこの国で、一方ではスタジアムで膨大な量のごみを出す。スイス滞在中に、プリウスを見たのは2度だったが、人が集まる施設では実に合理的なシステムで余計なごみを出さないようにしてる。こういうところは見習うべきだよね。
 
ただ...紙コップと違い、何杯飲んだのか、わからなくなるから...身体にはエコではないんだな(笑)
 
* タイトルとあまり関係ない内容ですが、スルーしてくださいね。月1アップするのに必死なんですから(笑)

名古屋グランパスについて

Jリーグが20周年を迎えた。ほんのこの前始まった、と思っていたらもう人生の半分近くになるんだ。
 
かつて身内であって、のちにライバルになり、今は手が届かなくなった地元のプロ球団について語ろうと思う。
 
最近あまり勝てなくなって、下位に低迷しているが、近々(3年以内...いやもしかしたら今年かも) J2陥落 があるだろう。
バックアップする親会社の資金力で、外国の一流どころの監督や助っ人をどれだけ確保できるか定かではないが、もうそんな金の力だけで戦力が維持できる世界じゃないんだな。かつて ナベツネ の野望で (サッカーでも日本一のブランドに) と画策した ベルディ はすっかりJ2に定住したし(笑) 浦和もガンバも磐田も、J2落ちを経験したり、すぐそこにせまってきたり...。発足当時の10クラブ(フリューゲルスを除き9クラブ)のうち、J1に居続けているのは、鹿島、マリノス、清水、と名古屋の今や4クラブしかないんだ。
 
名古屋にかかわらず、自分らのスタイル を保持して貫いているクラブなどほとんどないが、そんなものはヨーロッパでも、アーセナルやバルサをのぞいてあんまり見当たらないから(まあ彼らでさえ、出来上がったのはここ最近の話だし)そこに突っ込みはいれないが。
 
残念に思うことは、育成部門の体たらくなんだ。この業界に永く携わり、いくつか たしかなこと がわかった。国内でも海外でも、有能な選手 の生まれてくる率はだいたい同じようなもので、だから サッカー人口 の大きな国が強く、そのパイが小さい国は偶然有力な選手が多く生まれた世代くらいしか世界で躍進できない(デンマークやポルトガル、ウルグアイなど) 常に強豪で居続けられる、ブラジル、ドイツ、イタリア等は、やっぱり人口規模が違うんだよな。
少年サッカーにおいても、やはり当てはまる部分がある。『セレクション』に100人も受けにきていたころは、黙っていても県で有数の強さを誇った。受講者数が一桁になったとたんに、勝てなくなった。指導法や戦術よりも、単に規模(パイ)をでかくする のが強くなる近道なんだ。まあそんなこと、今さら私が語るまでもなく、誰でも知ってることなんだけどね。
 
これをあてはめると、名古屋グランパス というのは、日本で一番恵まれたチームではないかと思う。関東圏は人口規模はでかいが、J1・J2だけでじつに 14 ものクラブがある。関西圏は4つのクラブがあるのに対し、東海3県では名古屋とFC岐阜だけだ。愛知県全域と四日市あたりまでの人口圏でひとつのクラブがほぼ独占状態だ。ここ数年は、ジュニア〜ユース世代でぼちぼち結果は残しているが、トップへうまくつながっているとは言い難い。
会社でも学校でも、環境に恵まれすぎると努力が忘れさられる。はやく県内にグランを脅かすような存在が現われて、尻に火をつけたいね。
それがイーグルスであれば幸せだが...まだ30年はかかるだ ろう(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2013年5月25日土曜日

ゲーゲンプレス と クロップ と ドルトムント

今夜はドルトムントとバイエルンの激突。
ドルトムントはゲッツェがいないので厳しい。
クロップはどんな策でバイエルンを崩すのか?
ゲッツェがいないのでカウンターで行くしかないの?
レバンドフスキが得点を取って試合を決めて欲しい。
バイエルンが強すぎるから、
是非、ドルトムントに勝利を!!
2対1でドルトムント。

最後に、ゲーゲンプレスはここをみてください。
興味深い。


2013年5月5日日曜日

2013 多治見サッカーフェスティバルINかさはら

会長賞おめでとう。みんなでつかんだ4位です。楽しそう、いい顔してるねみんな(^_^)

2013年4月9日火曜日

世界百名スタジアム 3

(昨年10月頃下書き)
「最近さっぱり更新されていませんね」
タダで読めるブログを催促され、それに応えようと1円にもならんのに苦労して書く僕って本当にいいやつだと思う(笑)
すっかりサボってたわけじゃないんです。ネタをみつけては携帯に書き込み、修正を重ねているが、なかなかオチが思いつかずに仕上がらないんです(別に落語じゃないんだが)
しかたないので、納得のいかないものですが、渋々アップします。
記憶のすたれないうちに残そう。

我が代表が、意外な地で、意外な相手と闘う。

in ウロツワフ  -ポーランド-   日本 vs ブラジル

あんな旧共産圏の郊外の小都市で、世界の大国がアジアの雄とあいまみえる。
結果こそ大敗だが、内容的には過去の王国戦より充実感があった。
まあ、そんな経過は三流紙にまかせ、ほんの数カ月前に体感したスタジアムレポートを。

ギリシャ vs チェコ in  ウロツワフ

駅からはずいぶん遠い。
トラム(路面電車)はあったと思うが記憶は定かではない。ピストン輸送のバスはたくさん走ってたようだ。
我々はといえば、激安料金のタクシーに味をしめ、ホテルに呼んだおじいさん(運転手)の車で現地入り。途中の街並は古きよき欧州の歴史の重みを感じる建物がならび、極東からきたサッカージャンキーを見守っている。所々混雑していたが、おかげでキックオフ30分くらい前にいい具合に着席。
車(トラム)の止まる場所からスタジアムまでは徒歩数分の近さ。便利は便利だが、情緒がなくてちょっとつまんない。
今まで行った欧州のスタジアムでは、ずいぶん長く森の中を歩いたり、近代的なビル群を眺めたり、怪しげな売店の並ぶ林の 中をフーリガンに囲まれて行進したもんだ(笑)
スタジアムはまだ新しく、今回のEUROのために建造されたものかも。
席は カテ1 で、前列に近く、試合前の練習では、チェフ(チェルシー)のキー練で勉強させてもらった。

ブラジル、スペイン、ドイツ、オランダ、イタリア、フランス、マンU‥超のつく一流をライブで見続けてきた自称フリークの私からみれば二流以下のカードだが、 1-2 の3ゴールすべてが間近で見られたので満足でした。惜しまれるのは、売店でアルコールと肴(ヨーロッパでもこの呼称でいいのか!?)を調達する暇がなかったこと。二度と行かないだろうシュタディオンなのに(涙)
周りはチェコのサポーター。カテ1だからか、元々なのか、お行儀のよい紳士が多い。ゴール後のはしゃぎ方も俺より地味だし(笑)
近いゴール裏はギリシャのサポーターたちだったが、彼らはヨーロッパの貧乏人らしい柄の悪さをしっかり身にまとっている。ものすごい美人が肌を露出させ腰を振り踊るので、試合に集中できない(笑)
(きみたちさあ、国があんなことになってるのに、よくここまで来て遊んでいられるな。おかげで俺の株や投信がさっぱり上がらないじゃないか・怒)
注 ; この当時はそうでしたが、今はアベノミクス?のおかげでずいぶん上がってきましたのでよしとします(笑)

帰り道、バ スの乗り方がわからないし、どうせタクシーが安いから って理由で BMW に乗車。(高級車だから少し高いかな)と思ったけどそんなことない。帰ってシャワーしてホテル併設の小洒落たレストランでディナーして。かわいいウェイトレスと記念撮影して。 いい雰囲気だったから、絶対口説けたよ(笑)「どこの部屋に泊まってるの?」なんてニュアンスで聞かれた気がするし(笑)むさ苦しい相棒と同室じゃなきゃご招待したんだけどね(涙)...まあ、言葉はまったくわかんないけど(笑)




2013年3月24日日曜日

多度津町さくら祭り

3位トーナメント優勝\(^o^)/
小さな優勝ですが、メンバー全員で勝ち取ったね。みんなおめでとう。

2013年3月23日土曜日

多度津町さくら祭

香川県多度津町へ遠征中。
朝4時出発。6時間かけて多度津町へやってきました。
サッカーはこれから学ぶことばかりですが、みんないい顔してるなあ(^。^)
瀬戸内海を背景に一枚。

2013年3月4日月曜日

体罰問題を考える

手元に、高校サッカーの名門校の監督の著作がいくつかある。体罰はおろか、虐待か!?というようなシーンまで赤裸々に描写され、著者や出版元は今なにを思うのだろう。
 
デリケートな問題でコメントは難しいが、個人的な感想をつづる。
 
おおまかに分けて、体罰には2種類ある。
ひとつは、(眠らせているままの自身の能力に気づいてほしい。そして開花・覚醒してほしい) という、選手のためを思っての指導が(行き過ぎ)になる場合。
もうひとつは、選手たちを 自分の駒 ととらえ、無理やりにしごき、「戦力」にしようとするあまり(逸脱する)ときだ。
 
名監督も初めはみんな「駆け出し」だった。純粋に (この子らを伸ばしてやりたい) と願っただろう。育成の先に好成績があった。幾度か続くと、有力な選手が集まるようになる。目標だったものが、いつからか「ノルマ」に変わる。学校(クラブ)や親の期待が重圧となってのしかかる。それらのプレッシャーと戦ううち、選手たちをみる「メガネ」がくもってくる。キャパの小さな者にまで、過酷な要求を突き付け、その結果選手がパンクする。わずかな数がドロップアウトしても、好成績が続けば、かれらには 「落伍者」 の烙印がおされるだけで、まわりからの称賛と ちやほや は続く。
有望な新入団希望者は列をなし、優秀な卒業生がほしい組織が参拝に訪れる。まるで、自分が神になったかのような錯覚に陥る。
そうなると、もう教育現場ではなくなり、プロフェッショナルな集団と化す。
 
自分の過去を振り返る。「県」や「市」の大会で勝ち進む。赤鯱のシャツを着た相手や、「決勝戦」という舞台で勝ちきると選手が変わる。練習や試合にのぞむ態度に自信と風格が漂い、(これが勝者のメンタリティか) とわがことながら驚いた。
次世代の選手たちにも同じことを味あわせてやりたい、と思い前回の成功体験を踏襲するがうまくいかない。スキル・能力・メンタル等が違うから当然だ。学校で一番 の中から選べたときと、クラスでそこそこ が集ったときではベースの戦力が違うのに、同じ栄冠を(選手に)求めたり、(組織や親から)求められたりすると ひずみが生じる。
イーグルスにきたら、クラスで最低 がごろごろいたが(笑) 10回負けても1回勝てば笑顔でついてきてくれる家族に感謝した。
全国大会の決勝で勝ちきることは素晴らしい。けれども、力量に劣る集団が力をあわせ地区予選の一回戦の壁を突破する。その1勝も、実は負けない価値があるんだ。
 
勝つために苦しみぬき、勝てる喜びを知り、その先に悔し涙を味わう。「勝利」や「優勝」は素晴らしいけれど、「敗北」や「挫折」が教えてくれるものもたくさんある。それらはみんな 教師 なんだ。サッカーで打ちひしがれたって、人生に活かせればおつりがくるよ。今やってる競技が人生のすべてと思ってしまったら、挫折の先には 絶望 しかないけど。
 
競技の能力に少々劣ったって、人間としての価値には微塵の違いもない。そのことに気づけば、暴力なんて簡単に根絶できるんだけどな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2013年3月3日日曜日

アシックスカップ

昨日今日と木曽三川公園で小さな大会。決勝で涙を飲むも、準優勝!
みんなよくがんばりました。
チームで戦う喜び、それが報われたときのうれしさ。それにサポーターの皆さんの喜びがいっしょになり倍増する。
これからも、こんな機会が増えますように。

2013年2月6日水曜日

ベストバウト

ベストバウト − 最高の戦い − とでも訳そうか。
'90年代 '00年代 ベストバウトは、ワールドカップ○△大会準決勝の  ...vs... てなかんじで使う。
ちなみに、Aの諸君が教わっているHコーチは、'80年代世界の国際ゲーム、ベスト5 のうち、3試合を生観戦しています。ほんとにアホですね(笑)
 
少し意味合いが違うが、自チームの今シーズンのベストバウトは○△...という表現もします。
2012年 わがAチームのベストバウトは?と問われれば、迷いなく、門真の二日目 4位トーナメント準決勝 (対戦相手忘れた) と答えます。
磐田大会決勝でも、愛知FC戦ドローでもなくね。
ボールポゼッションは20〜30%もなかったか。ラスト10分は10%を切ってただろう。圧倒的に支配されながらも、実は決定的ピンチは一度もつくられず、しのぎきったんだな。ここにフットボールの神髄があると思う。スペイン、ブラジル、オランダ、アルゼンチン...。スキルと能力で圧倒する敵を相手にし、なお、勝機をうかがい足元をすくう。それができるのがフットボールであり、それが、世界の民を熱狂させる要因なんだ。10月にフランスを破った日本の戦いがいい例だ。バスケ、ラグビー、バレー、...それらの球技で、あの戦力差では意外な結末はありえないと思う。
 
昔、支配する側だったとき、ボールを回したおし80%以上のポゼッションで圧倒しても、まさかの敗戦をすることがあった。ゴールにへばりつき、守備一辺倒の相手を見下し、蔑んで、不運なカウンターでやられても (内容で完勝だからいいだろ) とすり替えた。 ああ、ほんとうに甘かったなあ。柔道のように「優勢勝ち」があるわけじゃなし。保持する手ごまの戦力で、相手と駆け引きし、1%の勝機をうかがう。それこそが、フットボールの醍醐味なのに。
そんな意味で、あのゲームはことしのウチの象徴的な試合だ。「へたくそは走れ」を体現し、スキルで勝てない相手をドローに引きずり込み、PK方式で先へ進む。これもサッカーなんだよ。バルセロナ は憧れだけど、世界にひとつし かないじ ゃない。それ以外は「打倒バルサ」になるしかないんだ。僕たちはバルサにはなれないけれど、バルサを倒したセルチックにはなれるかもしれないよね。
 
ほんとうにいい戦いだった。PK戦においても、おかしな小細工せず、ただ強く、魂こめてける。それでいいんだ。技術はないけど、パワーなら負けない。それがおまえらじゃないか。
 
 
 

2013年2月4日月曜日

ふたつのサッカー


※11月頃に下書き

サッカー部の中日大会も佳境に入り、クラブにも属してる選手には毎日がサッカーで埋まり、楽しくてしかたないだろう。

「クラブで習ってるサッカーと、学校の部活動で教わってるサッカーが違うので、混乱しています」

ちょうどこの時期にこんな声を聞いた。
まあそんなことは当然だ。

どちらが上質か、なんて議論するつもりは毛頭ないが、100人の指導者がいれば100通りのサッカーがある。我がイーグルスのスタッフの面々も「言ってることが違うじゃん!」なんてツッコミ入れられてるかもね(笑)

いいですか、フットボールに『正解』などはありません。その時々の流行や指向はあれど、パーフェクトな戦術なんて聞いたことがな いし、ま ったく異なる戦術やシステムで栄光を掴んだチームは無限にある。けれども、それでいいんです。みなさんが目にする『代表選手』なんて典型ですよね。クラブと代表の監督が、まったく同じサッカーを目指している、という記事を見たことがありません。(80年代のディナモ・キエフを除き)

つまり、選手というのはやっぱり『駒』で、結局使う監督の求める仕事をさせられる訳ですよ!

ジェフに就任したオシム監督が、それまでの常識を覆すトレーニングを選手に課し、耐え兼ねた選手がある日反発した。

「こんなトレーニングでは選手が壊れます。もう少し改善を検討していただけますか」(byキャプテン)
「よくわかった。ならば君が指導者になったときにそうしなさい」(byオシム)
このエピソード好きだ。
そうなんだ。複数の組織に属したら、それぞれのボスの言うことに従うまでだ。ときにそれが正反対の方向であってもね。要求された仕事をまっとうできる。選手でも会社員でも、そんな『駒』は、たくましいじゃないか!

だから悩むことなんてない。兵隊は兵隊らしく、王様の言うことを聞けばいいんです。ただし、シリ〇や北〇鮮と違い、王様が(間違ってる)と思ったときの、離れる自由は与えられているのですから。

ジェフ市原の後日談。進言したキャプテンの「オシム監督についてきて本当によかったっス!」

一度でいいから、こんなコメント言われたい(笑)


サッカーIQ

* 10月下書き
 
 
今は選手の能力(とくにセンスやクレバーさ)を数値化?するボキャブラリとして「サッカーIQ」なる新語が横行しているようだ。
15年以上も昔から、私とH氏で使ってた「サッカー偏差値」という造語をパクられたようで気分悪い(笑)
 
ただ、昔も今も、指導者が選手に求める資質は変わらないんだなあ、と思う。
'80年代、この国で少年に求められる資質は うまい はやい 賢い がんばる だった。
'90年代 アヤックスの育成指標は 4S1P(スピード、スキル、スタミナ、???、パーソナリティ)だった気がする。
 
走る速さ、クイックネス、判断の早さ、キックの威力、パスの精度、コントロールの巧みさ、ドリブルのうまさ、...
といった目に見えるスキルと違い、コントロールの方向、止めるのか・ワンタッチで出すのか の判断、ドリブルかパスか、攻守の切り替え、...
などの目に見えない部分の質、に偏差値(IQ?)の違いを見出してた。
 
武C世代が初めての教え子だった。1年きりだったり、2年・3年とみたりして十数年、今年の子どもたちは記念すべき「10クール(学年)目」だ。
過去の6年生と比較して、サイズと身体能力は上位半分には入る。潤世代(2005年組)より上だろう。もちろん今のレギュラーの半数程度に関してだが...
そのかわり、そのフィジカル以外は圧倒的に劣っている。スキルの高い選手は何人かいるが、そのスキルがチームに効果的に還元されてるわけじゃないので、それはスキルが高いとは言わず、「個人技」のみがまあまあ、ってことになるんだろう。そして悲しいほどに低いのがこの「サッカーIQ」というヤツだ。
もしかしたら、過去最低なんじゃないか!? いや、イーグルス1年目に比べればマシかもしれんが...(笑)
昔から通にウケそうな(サッカークイズ)を出しては、子どもたちのマニア度を測ってた。経験上、マニア度が高いほど、IQも高かったのだが、今年に関してはそれが当てはまらない。マニア度が低くてIQも低い、というのは同じだが、マニア度が高くても(そこでドリブルかよ!?)なんてプレイがあったりもする。
 
まあ嘆いていてもしかたない。そういう時代で、こういう世代だ、と思うしかない。
かつて、IQが高くてもフィジカルが弱点の選手を嘆いたもんだ。それに比べれば、まだ可能性がある。
フィジカルの進化に要する時間は膨大だが、IQの進歩は突然やってきたり...しないか(笑)