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2017年8月25日金曜日

清水カップ2017-7

思い出のページ7
○おれたちの出番だぜ。
○えっ、後ろ姿か?
○いい目してるね。でも、試合中になぜ靴ひも結んでいるの?

2017年8月23日水曜日

清水カップ2017-6

思い出のページ6
○フィールドも任せろ
○ここにいるからな
○お前がそこだ。いや、お前がそこだ。もーわけわからん。

清水カップ2017-5

思い出のページ5
○お前の思い通りにはさせないぞ
○話を聞いていますか?
○よしよし、いい戦況だ。

2017年8月21日月曜日

清水カップ2017-4

思い出のページ4
あの〜、ボールはどこですか?
よくわかりません、僕はお手上げです(´∀`)

清水カップ2017-3

思い出のページ3
痛!

2017清水草サッカーの 写真

草サッカー奮闘 お疲れ様です。Web保守担当 Wコーチです。
今年もたくさんの写真が掲載されましたね。

百合丘子どもサッカークラブ庵原SCサッカースポーツ少年団の2試合 213枚が登録されています

http://fun.kusa1987.jp/photo2017/photo/search_view.php?day=&place=&event=&team=FC名古屋イーグルス&x=105&y=31&case=search&start=1


オールスポーツの高額写真はこちら
百合丘子どもサッカークラブ 戦が250枚ほどあります。
http://allsports.jp/event/00488975.html

パスコードは
0852

2017年8月2日水曜日

栄光への助走  — ミラクルイーグルスの進撃 —

年間スケジュールに入っていないカップ戦のオファーが入ったのは6月だった。
奈良と清水に挟まれてネガティブだった自分の背中を押してくれたのは、ほかでもない選手と家族たちだ。
町内行事で都合のつかないフィジカルモンスターをのぞき、全員が参加してくれることになった。
遠征費を抑えるため、自腹で車を出してくれるパパたちのご厚意に甘え、自家用車3台での出発である。

大阪夏の陣。名古屋と変わらず暑かった。初参加の小規模な大会だったが、格上やトレセンチームも交じる決して低いとはいえないレベルのカップだ。
事実、6試合中 3試合が1点差。アディショナルタイムにやっと2点差にした試合がひとつ、同点が1試合 という僅差の展開が続いた。
明らかな優勝候補がゴールと運に見放され、PK戦で散ってゆき。 選抜チームは、十数名全員が公平に出場するという縛りにとらわれ消えてゆく。
我々にとっての幸運も生かして、準決勝までの5試合を勝ち切り決勝の舞台にたどり着いた。
〇位トーナメント という余分な冠がつかない、真のファイナルだ。彼らにとっては当然人生で初のことだろう。
私にとっても3年ぶり。おそらくは過去、100を超える決勝を戦ってきたが、変わらぬこの緊張感が好きだ。

決勝 八尾FC戦キックオフ。 開始直後から裏へのスルーパスや、30mのアーリークロスがさく裂し、3度の決定機を迎える。
シュウ!シュウ!トウヤ! GKにぶつけたり、枠外だったりで流れをつかめぬと、その代償を払うことになり先制を許す。
さらに追加点まで献上し、いよいよ赤信号がともる。

ハーフタイム。タカは大きな声で皆を鼓舞し、まだ心は折れていない。コウセイは目じりが下がり、(ヤバい)という予感を隠しきれない。怒鳴られてばかりのジロウはふてくされ、シュウはすでに涙目だ。コウキ、ハルトは純粋な心のままに、こちらの指示に耳を傾ける。普段ベンチスタートのソウタは動きすぎの3試合目に、すでにパンク寸前だ。マイペースのトウヤは(結果はどうあれ自分の仕事をしよう)という開き直りに近い感覚か?カズミは水筒を渡したり、タオルを洗ったり、自分のできることに集中しよう と献身的だ。ウメは、(この6年相手じゃキツイから、みんな頼むね)っていう心境か(笑)

後半開始。均等なパワーバランスは、人のいないシーソーのように動かず、ゲームは膠着し時間だけが過ぎる。
給水タイム後の第4クオーターにはウメ、カズミを投入か、と思案していたところ、その直前 かつてボールが怖かったトウヤのヘッドで1点差に迫る。交代を思いとどまり、このメンバーとの心中を決意する。手元のウオッチが残り1分を切ったころ、ジロウの絶妙な裏へのパスがシュウの前に転がる。いつもならバテバテで息が上がってる5番が最後の力をふり絞り走る。4度目か5度目の正直でGKの脇を打ち抜き、奇跡的な同点ゴールが完全アウェーな大阪・門真のゴールに刺さる。

決着は残酷なPK戦(5人制)にゆだねられる。

1番手はシュウ。同点ゴールの勢いそのままに豪快に決める。
2番手タカ。PKを外し続け、PKから逃げ続けた男が敢然と立ち向かい、完璧に決める。
3番手コウキ。プレッシャーをものともしない5年生は、甘いコースだが気迫が相手キーパーを上回り決まる。
この日、すべての時間でゴールを守り続けてきたハルトが、相手のシュートをストップし、この試合初めてのリードを奪う。
4番手ジロウ。ハーフタイムに、「シュートの瞬間にリラックスしろ」 と送り出しても、ゴール前のチャンスで力み過ぎて空振る9番がおそろしく落ち着いてインサイドで流し込む。
5番手コウセイ。ついこの前の奈良で、悔し涙にくれた主将がスポットへ向かう。緊張やプレッシャーとは無縁の6番の顔がこわばる。重圧を乗り越え、意を決してボールをセットし、主審の笛の合図で栄光への助走が始まる。


いつのまにか和を育んだ緑の輪ができ、生まれて初めての歓喜に飛びはねる。
ひ弱でへたくそだったヤツらが、大阪の西日を浴びてやけにまぶしかった。


                 了