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2017年10月31日火曜日

世界百名スタジアム8

吹田スタジアムに行ってきた。

10月29日(日)
学校大会で降ってわいた休日をいただいた。
3年前の6年生担当時は、チームメンバー各校の戦いを見たくて、一日に数校をハシゴして観戦した。
今年の連中の低レベルの球蹴りに興味はないので、念願だった 吹田スタジアム のJ1第31節 ガンバ—仙台 のチケットを手に入れた。
慣れないネット操作で、映画館の座席指定のように、運よく最前列の席を手に入れた。奇しくも四十代最後の旅。サッカーと酒場をサッカー馬鹿が巡る。

往きはチケットショップで買った 近鉄アーバンライナー。帰りは ぷらっとこだま で戻る貧乏旅行だが、ホテルだけは奮発し デザイナーズルーム をとった(ひとりで寝るだけやのに笑)

吹田スタジアム。 最寄りの万博記念公園駅から徒歩15分。少し遠い。外観はそれほど斬新でもカッコよくもないが、W杯を開催した同じ大阪の 長居陸上競技場 よりは、はるかにいい。トラックはないサッカー専用スタジアムで本当に見やすい。台風の影響で最前列にはときおり風雨が吹きつけるが、欧米人のように気にしない。遠藤、井手口、藤春、今野、倉田。代表でもお馴染みの顔がすぐ目の前に迫る。一方の仙台にも、野津田、大岩 と知ってる顔がいて楽しい。とくに大岩一貴(名古屋FC出身)はキャプテンマークを巻いて最終ラインを頼もしく取り仕切ってる。小学校のときに直接の教え子ではないが、家が近所だった縁で何度か送迎させてもらった。ヤツが覚え てるかは定 かではないが。
後ろに戻してばかりの遠藤に辟易し、井手口の異常な寄せの速さとボール奪取能力に驚嘆する。藤春のしかけ、今野の危機察知能力はTVでみるよりはるかに素晴らしい。長澤や赤崎との1対1では大岩に肩入れし、まわりのブーイングをくらう(笑) ゴールもきわどいシーンも多いとはいえなかったが、パロマ瑞穂の監督席より絶対近い位置からの観戦は最高だった。

夜は恒例の 居酒屋探訪ひとり呑み in 大阪キタ。 最低3軒はハシゴする気で来たのに、早朝からの移動、風雨の中の観戦、そして年齢等がたたり?1軒でダウン(涙) おとなしく帰還し、広いベッドで爆睡。四十代最後の週末も、愛するフットボールにつつまれながら過ごしましたとさ。 めでたしめでたし。 五十代もよろしくご指導ご鞭撻のほど。

チームは生きものである

9月下書き  その後加筆

まずはロシア行きのチケットを手に入れられて本当によかった。
本田と心中ならロシアはない、と一年前のコラムに書いたが、ほぼそのようになったかな) と思う。おそらくは彼には本大会もないんじゃないかと思う。バックアップメンバーに入れるにしても、30歳過ぎのロートルよりハタチ前後の若者に経験させるほうがずっと未来のためになる。高校生の久保君でもいい。

さて、その最終予選の豪とサウジ戦ほか、そして夏休み期間に戦ったわがチームのいくつかのカップ戦を振り返り、素直に思うことを綴る。

日本の豪戦の戦い方は素晴らしかった。攻撃が活性化し、決定機をいくつもつくった というわけではないが、(まずは相手になにもやらせない) という一発勝負の鉄則を忠実に体現したのが日本の勝因だと思う。ただ、それ以上に最大の要因は、オーストラリアが、自分たちのベスト、いやピークだったときの力を発揮できなかった ことに尽きる。6月のコンフェデ杯のチリ戦のパフォーマンスをみたら、到底かなわないと思ってたもんな。そしてわが日本のその後の戦いにも同じことを感じる。サウジ戦や、ニュージーランド、ハイチ戦などを見るにつけ (同じチームか?) と思わざるを得ない(ま、ハイチ戦は別チームだったが)

つまり、日本も豪も、素晴らしくもあり、また、時間や移動、コンディションや覚悟によって情けなくもなってしまう というのが集団競技の難しく、面白いところなのだ。

そしてわがAチームに結ぶ。3年前のスタート時はソースケのワンマンチームに過ぎず、大黒柱を失ってからは負け続けた世代だったが、フィジカルの成長と、フットボールへのわずかな理解、そしてほんの少しの自信を積み重ね、ちょっとだけ勝てるようになった。12Lやカップ戦で素晴らしい戦いがあった一方で、目を覆うような低質なゲームもみせた。同じ人間がやっているのになぜそんなことが起きるのか。選手と同じく、チームも生きものであるからだ。生きているからこそ、好調も不調もあろう。ただし忘れるな。自分やチームを、生かすも殺すも、結局は自分自身なのだ。
美しい勝利も、みじめな敗北も、すべてはおまえらが生み、おまえらが殺したのだ。