Translate

2011年5月30日月曜日

CLファイナル

出張帰りの疲労した身体にアルコールは素早く染み渡り、だから夜9時前には床に就き、未明の3時には準備を完了することができた。

決勝戦の経過や結果は今さら語ることもない。バルサやメッシの感想も様々だろうが、結局は称賛と驚嘆に集約されるだろう。私もそうだ。

'82スペイン大会から世界のサッカーを見てきた。もう30年になるのか。残念なことに、オランダのトータルフットボールや、クライフ、ペレの現役をライブでは体感していない。だからそれらとの比較は難しい。ただ、知る限りの30年で、国やクラブを問わず、チームとしての驚愕度は今のバルサ以上のものにお目にかかったことがない。ヨーロッパの情報が月に一度のサッカー誌だけの時代も『ダイヤモンドサッカー』や『トヨタカップ』をビデオを繰り返し見た。

プラティニのユーベもフランスも。「プレッシング」のミランも。黄金の中盤のブラジルも。三銃士のオランダも。オシムのユーゴも。ジダンのフランスも。4Rのブラジルも。いずれもバルサの比ではない。

私が天に召され、今の教え子たちが中年になったとき、フットボールがどうなっているのかわからない。変わらず繁栄しているのか。それとも衰退しているのか。ただひとつだけ言えることがある。今のバルセロナは歴史に遺る存在だ。1950年代(?)の『マジック・マジャール(ハンガリー)』やクライフのオランダに匹敵する、革命的なチームだ。2010年から数年続くバルサの栄華は今後100年語り継がれるだろう。

サッカーを理解し堪能できる、現在の私の前に現れてくれた幸運に感謝したい。
まだサッカーを理解できないちびっ子も、すでに逝ってしまった方も、本当に不幸だ。

だからこそ、この幸運に感謝し、今夜も飲むことにする(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿