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2013年2月4日月曜日

サッカーIQ

* 10月下書き
 
 
今は選手の能力(とくにセンスやクレバーさ)を数値化?するボキャブラリとして「サッカーIQ」なる新語が横行しているようだ。
15年以上も昔から、私とH氏で使ってた「サッカー偏差値」という造語をパクられたようで気分悪い(笑)
 
ただ、昔も今も、指導者が選手に求める資質は変わらないんだなあ、と思う。
'80年代、この国で少年に求められる資質は うまい はやい 賢い がんばる だった。
'90年代 アヤックスの育成指標は 4S1P(スピード、スキル、スタミナ、???、パーソナリティ)だった気がする。
 
走る速さ、クイックネス、判断の早さ、キックの威力、パスの精度、コントロールの巧みさ、ドリブルのうまさ、...
といった目に見えるスキルと違い、コントロールの方向、止めるのか・ワンタッチで出すのか の判断、ドリブルかパスか、攻守の切り替え、...
などの目に見えない部分の質、に偏差値(IQ?)の違いを見出してた。
 
武C世代が初めての教え子だった。1年きりだったり、2年・3年とみたりして十数年、今年の子どもたちは記念すべき「10クール(学年)目」だ。
過去の6年生と比較して、サイズと身体能力は上位半分には入る。潤世代(2005年組)より上だろう。もちろん今のレギュラーの半数程度に関してだが...
そのかわり、そのフィジカル以外は圧倒的に劣っている。スキルの高い選手は何人かいるが、そのスキルがチームに効果的に還元されてるわけじゃないので、それはスキルが高いとは言わず、「個人技」のみがまあまあ、ってことになるんだろう。そして悲しいほどに低いのがこの「サッカーIQ」というヤツだ。
もしかしたら、過去最低なんじゃないか!? いや、イーグルス1年目に比べればマシかもしれんが...(笑)
昔から通にウケそうな(サッカークイズ)を出しては、子どもたちのマニア度を測ってた。経験上、マニア度が高いほど、IQも高かったのだが、今年に関してはそれが当てはまらない。マニア度が低くてIQも低い、というのは同じだが、マニア度が高くても(そこでドリブルかよ!?)なんてプレイがあったりもする。
 
まあ嘆いていてもしかたない。そういう時代で、こういう世代だ、と思うしかない。
かつて、IQが高くてもフィジカルが弱点の選手を嘆いたもんだ。それに比べれば、まだ可能性がある。
フィジカルの進化に要する時間は膨大だが、IQの進歩は突然やってきたり...しないか(笑)
 
 
 
 
 
 
 

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