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2013年7月12日金曜日

名古屋グランパスについて

Jリーグが20周年を迎えた。ほんのこの前始まった、と思っていたらもう人生の半分近くになるんだ。
 
かつて身内であって、のちにライバルになり、今は手が届かなくなった地元のプロ球団について語ろうと思う。
 
最近あまり勝てなくなって、下位に低迷しているが、近々(3年以内...いやもしかしたら今年かも) J2陥落 があるだろう。
バックアップする親会社の資金力で、外国の一流どころの監督や助っ人をどれだけ確保できるか定かではないが、もうそんな金の力だけで戦力が維持できる世界じゃないんだな。かつて ナベツネ の野望で (サッカーでも日本一のブランドに) と画策した ベルディ はすっかりJ2に定住したし(笑) 浦和もガンバも磐田も、J2落ちを経験したり、すぐそこにせまってきたり...。発足当時の10クラブ(フリューゲルスを除き9クラブ)のうち、J1に居続けているのは、鹿島、マリノス、清水、と名古屋の今や4クラブしかないんだ。
 
名古屋にかかわらず、自分らのスタイル を保持して貫いているクラブなどほとんどないが、そんなものはヨーロッパでも、アーセナルやバルサをのぞいてあんまり見当たらないから(まあ彼らでさえ、出来上がったのはここ最近の話だし)そこに突っ込みはいれないが。
 
残念に思うことは、育成部門の体たらくなんだ。この業界に永く携わり、いくつか たしかなこと がわかった。国内でも海外でも、有能な選手 の生まれてくる率はだいたい同じようなもので、だから サッカー人口 の大きな国が強く、そのパイが小さい国は偶然有力な選手が多く生まれた世代くらいしか世界で躍進できない(デンマークやポルトガル、ウルグアイなど) 常に強豪で居続けられる、ブラジル、ドイツ、イタリア等は、やっぱり人口規模が違うんだよな。
少年サッカーにおいても、やはり当てはまる部分がある。『セレクション』に100人も受けにきていたころは、黙っていても県で有数の強さを誇った。受講者数が一桁になったとたんに、勝てなくなった。指導法や戦術よりも、単に規模(パイ)をでかくする のが強くなる近道なんだ。まあそんなこと、今さら私が語るまでもなく、誰でも知ってることなんだけどね。
 
これをあてはめると、名古屋グランパス というのは、日本で一番恵まれたチームではないかと思う。関東圏は人口規模はでかいが、J1・J2だけでじつに 14 ものクラブがある。関西圏は4つのクラブがあるのに対し、東海3県では名古屋とFC岐阜だけだ。愛知県全域と四日市あたりまでの人口圏でひとつのクラブがほぼ独占状態だ。ここ数年は、ジュニア〜ユース世代でぼちぼち結果は残しているが、トップへうまくつながっているとは言い難い。
会社でも学校でも、環境に恵まれすぎると努力が忘れさられる。はやく県内にグランを脅かすような存在が現われて、尻に火をつけたいね。
それがイーグルスであれば幸せだが...まだ30年はかかるだ ろう(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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