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2016年8月22日月曜日

トゥーロン国際  感想 ほか

(5月下書き)


世界の耳目がCLに注がれ、その興奮(落胆?)が冷めやらぬ日曜日の深夜、トゥーロンの決勝がひっそりと行われた。

地元フランスvs.日本があしらわれたイングランド。 先発22名中、実に16名の黒人が並ぶ。 フランスにいたってはフィールドプレイヤー10名中、9名がアフリカンだった。
50年近く前、王様ペレが語った

「今世紀(20世紀)中に、アフリカのチームがW杯をとるだろう」

という言葉が、少しカタチをかえて現実のものとなりつつある。


さてアジアを制した手倉森JAPAN。世界での立ち位置を確認すべく、全試合を観戦した。
けが人が続出し、不測の事態だったとはいえ、あまりにふがいない闘いだった。
不用意なバックパスや判断ミスで失点し、攻撃では決定的チャンスを幾度も逃す。
まずはハタチそこそこの欧州の若手と、フィジカルが違いすぎるのを痛感した。まあそれはしかたないにしても、一世代上のJAPANなのに、試合運びにさえアドバンテージを感じない。いやそれどころか、プレミアでもまれてるイングランドのほうがはるかにフットボールをよく知っている。
タテへの速さ、ボールスピード、そしてハリルのいうところの デュエル。
局面局面であまりに幼い五輪代表が、このさきフルにつながっていくのかを考えると戦慄を覚える。 へろへろの南アを圧倒したところで不安は消えない。

30年前、はるか遠くにあった世界は確実に近づいてきたが、この1,2年で再び遠ざかりつつある。
その理由のひとつは、やはりカネじゃないかと思う。 プレミアLの選手平均年俸が 3〜4億円? というニュースに触れると、Jリーガーなんてまるでバイトやパートだな。
小学校のころから輝く才能を放ち、数千、数万の同期たちを押しのけ夢をつかむ。 けれどもつかんだ夢の報酬は、同期のリーマンと大差ない。
これが、経済先進国、そしてサッカー後進国のこの国の現実か。

才能ある若者は早くヨーロッパにでるがいい。 このちっぽけな島国にいては世界と差が広がる一方だ。

私には提案がある。

Jでリーグに出られない若手たち(20名ほど)を、U22?23?選抜チームとして欧州に送りこんではどうだろう?
トップLにはもちろん入れてもらえないし、ギャップがありすぎる。 けど、4大Lの3部か4部(5部でもいいや)。小国の2部か3部に所属させてもらって、一年(8〜9か月)を戦い抜く。ホームが与えられないなら、すべてアウェーでもいい(これこそ完全アウェー)サッカーはもちろん、文化、食事、言葉といったすべての障壁と戦わねばならない。間違いなくたくましく生まれ変われる。4か月で選手を総代えして、のべ40名に経験積ませたっていい。代表に実を結ばなくても、彼らの体感がいつか還元されるときがきっとくるだろう。 スポンサーの力でなんとかならんか。 このまま放っておいたら取り返しがつかないぜ。





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