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2018年6月28日木曜日

オヤジたちのイタリア紀行 1 ー 世界百名スタジアム9 ー

ロシア行きを断念し代わりにイタリアに行くことにした。二人合わせてちょうど百歳の記念すべき旅。 初めてのヨーロッパから20年。前回から6年ぶりの通算9カ国目はカルチョの国。そして初めて、現地観戦とは縁のない純粋な観光旅行。どんな珍道中になるのやら。
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>> 五十を過ぎて、シニアといっていい年齢にさしかかり、自分へのご褒美として初のビジネスクラス利用を懇願したが、相棒にあっさりと却下され今回もエコノミーでのフライトである。十数時間の苦痛を覚悟していたが、トランジットのフィンランドまでは10時間弱の距離で意外と楽。さほどのストレスもなく ミラノ・マルペンサ空港に着陸。インテリスタのおじさんの運転でホテルまでのドライブ。重厚な建物だが部屋はスタイリッシュでかっこいい。支配人おすすめのリストランテを聞きだしてIN。モッツァレラの前菜、マルゲリータとスパゲッティとワインフルボトルを注文した。現地時間は20時だが、時差の関係で体感は午前3時。ここが頑張りどころなのに、林Cが時差に耐え切れずドロップアウト。ワインひとくちとピザ一切れで退場し、残りの料理とほぼ一本の赤をひとりで完食。さらにカプチーノとドルチェでフィニッシュにたどり着く。ミラノまで来て大食い選手権のような修行。やっぱりひとりで来るんだったわ(笑) けどモッツァレラとアルデンテのスパは信じられないほど美味かったよ。
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>> 翌日は念願のサンシーロツアー。幸運にも参加者は僕らだけということで気を遣わなくていい。地下鉄で移動し、スタジアムに入場。正式名称 スタディオ ジュゼッペメアッツア イン サンシーロ。かつて数々のドラマが生み出され、近年は長友、本田が躍動したカルチョの聖地に身を置く高揚感。ピッチサイドのベンチからロッカールームまで見学できて感激だった。12時過ぎに大聖堂まで戻り終了、のはずが、同い年のガイド 豊田さんのご厚意で サネッティ(元インテル選手)が共同経営するリストランテに連れてってもらい、三人で打ち上げ。シェフおすすめの料理の数々に激ウマの赤白ワイン。二時間近く飲み食いし、帰りにはサービス残業でオペラ座も案内していただき、充実した一日になった。ただ…残念なのは、15時過ぎまで飲み食いしたおかげで、夜遅くなっても満腹感が消えることはなく、結局夕飯は駅の売店の軽食(パニーノ)で済ませた。美食の国に来てこの体たらく。やはり年齢には勝てないようだ。ポルトガルースペイン の垂涎カードを観ながら、ビアとワインをちびちび飲る。うちより小さなテレビだが、まだ陽の高いゴールデンタイム(現地20時)に普段味わえないジャンクフードと酒。日本ではありえない幸福感にひたる。ちなみに林Cは本日も時差に勝てず爆睡。

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