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2019年3月7日木曜日

森保JAPANへの遺言 1

さて森保Jをどう評価するのか難しいところである。秋の親善試合でウルグアイに4点ぶち込んだところなどはエキサイティングだったが、あのウルグアイのコンディションやモチベーションがどこまで「本気モード」だったか不明だし、手放しで喜んではいられないだろう。と思ってたら やっぱりな ってかんがじのアジア杯だった。
ゆるい入りと権田のポカで先制された初戦をひっくり返したのは及第点としよう。 点が取れたばかりに守備一辺倒になったサウジ戦や、よく走るだけが特徴のベトナムを攻略できなかった準々決勝を見る限り、(アジアの盟主といわれた日本はどこへ行った?) と思わざるを得ない。事実上の決勝戦だったイラン戦をきっちりと勝ちきり、見直したと思ったら、カタール戦の惨劇。結局強いのか弱いのかよくわからないサムライたちだが、つまるところ両方を併せ持つのが現代表なのだろう。 チームってそういうものだ。今年の6年生がそうであるように。
ただし今後の期待感はこれまでのどの代表よりもある。堂安、南野、(今回未招集だったが)中島、小川航輝、久保(健)…。ひと昔前では考えられないような、小野伸二クラスの個で打開できるタレントに育ちそうな予備軍が豊富にいる。そしてまだまだこれからも生まれてきそうな予感もある。われわれのようなオールドファンは ヨーロッパの選手はうまく、南米の選手はめちゃめちゃうまい  という既成概念にとらわれ続けた世代だったが、今の若者は ヨーロッパは見下して、南米もリスペクトしない というくらいに意識が変わっている。その是非はおいといて、世界に対して不要な畏れやアレルギーなどないニュージェネレーションが今後見せてくれる風景はどんなものか。南米選手権(6月)が今から本当に楽しみだ※。 ただし……個のスキルと攻撃性だけでは世界の100位に足元をすくわれるのも、このスポーツの現実なのである。

※ 南米選手権は欧州組抜きの戦いになりそうですが。

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