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2010年8月4日水曜日

ワールドカップ⑦

大会は南アフリカで開催され、世界中から人々は訪れた。ブブゼラは認められ、スタンドは各国のサポーターによってカラフルに塗り分けられた。
カメラはプレーヤーを追い、監督の一挙手一投足をとらえ、華やかな美人サポーターを映し出した。
フランス、イタリアは早々に大会を去り、イングランドもそれに続いた。
審判は誤審を繰り返し、FIFAは改善を約束する。
日本は躍進し、拍手を持って世界に認められた。
ガーナはアフリカの人々に支持され、誇りを持って戦った。
ドイツはスピードと構成力のサッカーをして自国の未来を体現した。
ブラジルは負けないサッカーをして破たんした。
マラドーナは人々から愛され、南米勢は最後まで活躍した。
オランダは再び準優勝にとどまり、スペインはだれもが認めるように、パスサッカーを貫き通し、美しく優勝した。
かつて、国と国との代理戦争といわれたワールドカップは、世界のフェスティバルと変わり、世界の融和を訴える。
フォルランは大会MVPに選出された。サッカーを愛しそれを自らのプレーで見せてくれた男が選出されたことは素晴らしい。
南アフリカ、フランス、メキシコ、ウルグアイ、アルゼンチン、韓国、ギリシャ、ナイジェリア、USA、イングランド、スロベニア、アルジェリア、ドイツ、ガーナ、オーストラリア、セルビア、オランダ、日本、デンマーク、カメルーン、パラグアイ、スロバキア、ニュージーランド、イタリア、ブラジル、ポルトガル、コートジボワール、北朝鮮、スペイン、チリ、スイス、ホンジュラス。
32カ国が集まり、それぞれのサッカーを見せ、大会を去ったが、各チームとサポーターはアフリカ大陸に喜びと希望をもたらした。
ワールドカップは誰のものか。それは、サッカーを愛するすべての人達のものだ。
すでに、Jリーグは再開され、ヨーロッパでは新しいシーズンが始まり、ワールドカップも過去のものになりつつあるが、2010FIFAワールドカップ南アフリカの記憶を、ブブゼラの音といっしょにとっておこう。

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